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未来が微笑みかける生き方
〜AI時代の自給自足〜

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日本語・英語・中国語の3か国語併記。

現代社会の中で自分の生き方に迷う人へ、破綻しつつある工業文明に翻弄されず心豊かに暮らす思考のヒントがこの本にある。

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「これは辛い」と思って目が覚めました。明るくて広い屋内でした。さまざまな体 型や服装の高齢者が、車椅子などの介護具に頼り、姿形が揃った制服姿の若い男女 の世話になっていたのです。よく見ると、そこはまるで生身の人のように見えるア ンドロイド・汎用型AI ロボットが立ち働く介護施設でした。

近年では、ロボットが普及する世の中になり、工業文明が生み出したホワイトカラーやブルーカラーの削減 (リストラ)を進めています。だが、この削減は解放とは受け止められないし、物的に豊かな社会に なりながら劇的な事例は見られません。それはどうしてか。

貧富格差がはなはだしい世の中になったせいもあるでしょう。これは、 特化型AI ロボットなどをシステム的に活かす人々と、そのシステムが生み出すモノ、 サービス、あるいは職場などに魅了され、群がった人々との間に生じた格差と見て 良さそうです。だが、私はこのいずれでもなく、わが道の創出に努めたのです。「古 人の知恵」と「近代科学の成果物」を組み合わせた生き方ですが、それが次第に「未 来が微笑みかけてくる生き方」のように感じさせるようになったのです。
本文「プロローグ」より抜粋
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京都嵐山「アイトワ」の庭で、半世紀にわたり自然循環型生活をし続ける著者が、 「バイオロジカルエコロジー」と社会全体が自己完結する企業社会「インダストリアルエコロジー」が手をつなぎ、地球を復元させながら 人類をより人間らしい生き方に誘う時代の姿、「第4時代」を提言する。

日本語・英語・中国語の3か国語併記。

著者について

作者・森孝之:
エコロジスト、アイトワ代表。京都工芸繊維大学、伊藤忠商事、伊藤忠ファションシステム・チーフプランナー、ワー ルド社長室長?取締役 子会社ノーブルグー社長、大垣女子短期大学学長などを経て今日に至る。著書、『人と地球 に優しい企業』講談社、『「想い」を売る会社』日本経済新聞社 、『京都嵐山エコトピアだより』小学館など。1986 年アイトワ設立。日本エッセイストクラブ会員、日本ペンクラブ会員。

英訳者・エリザベス・アームストロング:
大学時代に日本へ留学。卒業後、日本企業での勤務経験も持つ。1999 年より米国バックネル大学東亜研究学部で教鞭 をとり、2017年から教授。専門は日本語教育及び翻訳論。英訳書に寺山修司作『赤糸で縫いとじられた物語』『僕が狼だった頃』がある。森夫妻との長年に渡る付き合いを誇りに思い、宝物だと思っている。

英訳助言・喜田真弓:
1984 年株式会社アシストに入社。社長室、広報部を経て現在 経営企画本部において広報関係およびビル・トッテン(アシスト創業者) の業務支援に携わる。訳書に、ビル・トッテン『日本はアメリカの属国ではない』(ごま書房)がある。

中国語訳・劉穎:
1986 年来日、中国残留孤児三世。大阪大学卒業後、語学講師、翻訳者、通訳と幅広く活躍。2008 年NPO 法人滋賀日 中文化交流センターを設立し、多文化共生推進事業に関わるなど、現在佛教大学の文学研究員。翻訳作品は今関信子 の児童文学推薦図書『小犬の裁判はじめます』(童心社)、メルマガ『日中翻訳鑑賞』がある。

 

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