朝焼けが美しい霜月。今秋も恵方屋台に津の吉が出店。早く紅葉が始まってほしいところですが、紅葉は降霜が促すこと。日々刻々成長中の冬野菜は望みません。妻は「霜がダメにする前に」と、ニラを多用し始め、私は「霜が降る前に」と、トウガラシを木ごと収穫。かく初日が始まり、夕刻、知範さんを迎え、10月分月記原稿の引き継ぎ。夜は冬子の初シイタケを賞味。他に、多々嬉しい知らせに恵まれた初日でした。
畑仕事は2日から本格始動。ゴーヤのツルの始末から手を付け、バジルの手当やスナップエンドウの苗造り。あるいはもみ殻を活かすアスパラガスの始末など。翌3日の土曜日はランタナとオリズルランの鉢植えを温室に搬入。いずれも冬支度。トピックスは、コンクリプールで憎っくき大ガエルをやっと捕獲し、バケツに投獄。
初の日曜日はTV鑑賞で明け、楽しい朝のコーヒーで始まり、午後のコーヒーは店頭にアイトワのケン玉が並ぶことなり、4人で楽しみました。次の4人でのコーヒーは3日後の午後で、この間に多々トピックスに恵まれました。サフランの収穫が始まり、お待ちかねのアサキマダラが飛来。タマネギの苗を植えると夜半に久しぶりの雨に恵まれる、など。
翌朝、大ガエルの逃亡が判明。ガッカリしながらカダヤシの越冬準備。6日は2人の投宿者(リズさんは2泊3日、宇都宮の小林陽子さんは20年ぶりに3泊4日)を迎え、夕刻恭祐さんが今月の初来訪。水島さんには久しぶりに大工仕事で顔を見せてもらえました。
翌朝から2人の投宿者は本格始動。リズさんはハッピーのしつけ方を妻に伝授。陽子さんは温室のガラス磨きに着手。私は畑の除草やネギの土寄せ。午後、今月初来訪の未来さんが加わり、リズさんと残っていた赤土の移動に着手。この4人で午後のコーヒーを楽しみ、4時から妻を連れて(車の運転は妻)友人の針灸医を訪ねました。
翌8日のトピックスは、浅井さんと次著編集の最終打ち合わせ。リズさんは温室のガラス磨きを助成した上で去り、陽子さんは残っていた赤土を運び終え、最後の夜を過ごしました。小雨の9日、陽子さんは京都見物に。私は終日書斎にこもりました。
中旬は瞳さん母娘の来訪から始まり、2つ目の巣箱づくりで終わりました。その間のトピックスは、まず岡田さんを(11/11)迎え、過日の中国旅行をドラマチックに振り返ったこと。後藤さんの来訪(12)。未来さんとキハダから剪定作業に着手(14)。翌日は、夫婦で朝に家庭医を、夕に漢方医を訪れ、16日は国際結婚した明朱花さんの披露宴で夫婦ゲンカの秘訣を紹介。そして18日は若者2人と佛大生の混成活動の1日。他に、テラスでフジづるの剪定。アイトワ流野菜づくりに精を出し、ニラ畑の除草。中尾さんは配線の化粧直し。水島さんはユーティリティの屋根の補修を仕上げたなど、チョッと忙しかった。
下旬は、久しぶりの咳風邪で始まりましたが、紅葉と来客に恵まれ、霜に悩まされ始めました。8分の紅葉時に下村さんが家族連れで初来訪(21)。金久さんが景観問題で来訪。志賀郷の集いにトッテンさんと門夫妻と示し合わせて参加。初霜(26)と咳に急かされ家庭医再訪。28日は恭祐・知範両君と未来さんと4人で庭仕事。翌日は滋賀県からこれから行動隊の皆さんを瞳さんの手助けを得て迎えました。こうした合間に、ジーンズ界の権威佐伯さん、アパレル時代の部下、干しガキを届けに祐斎さん、そして葉子さんと予期せぬ来訪も。私は中国「東北三省歴史の旅」の出張報告まとめに朝夕を割きました。
~経過詳細説明~
恵方屋台 a に簾を付け b て、2度目の秋の使用開始。夏野菜が末期のこの時期は、畑の様子が一変する。霜が降って萎れる前に、トウガラシは木ごと抜き取り、葉をちぎり、佃煮に。ニラは餃子やみそ汁の具に、と終盤の活躍。1日に冬子のシイタケを3つ収穫。今年は冬にもバジル c (小さい方の2鉢)を温室で育てることになった。年中「ピザに添えて…」と望む来店客のための手当。もみ殻を、来春も白いアスパラガス d やウドの収穫を願って活かすだけでなく、秋ナスや早生のブロッコリーの畝にも防寒材として被せた。さらに、チューリップの球根を植え付けるなど、秋本番。この時期は昆虫の産卵 e も盛んになる。
名を知らぬ大きなカエルがこの夏、コンクリプールに棲みついた。「トノサマガエルにしては黒っぽい」と思った。妻の憶測通り、キンギョや川魚を食べたようで一夏でガマガエルほどの大ガエルに。私はキンギョなどの激減に気付き、やっと腰を上げ、8日と3晩の知恵比べ。このカエルは眠るときは水上にあがる。夜目は弱いなどと知り、見事に捕獲してバケツに投獄。だが、捕獲してから3日目の朝、忽然と消えていた。前夜の久しぶりの雨に誘われ、力づくでこじ開けた f ようだ。種類を特定できなかった不覚を深く反省。この日、広縁に大きな水槽を持ち込み、カダヤシ(温帯性メダカのごとし)の越冬準備 g に手を付け、後日2匹のイモリ(水槽で飼っていた)を同居 h させたくて、水槽に中の島 i を用意した。
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TV番組「こころの時代」で『反骨~中村敦夫の福島~』 j の鑑賞で明け、共感。次いで、妻の生徒さん(東京から通う日曜クラスの人で、誰よりも早く到着し、テラスの掃除が日課)を交え、楽しい朝のコーヒー。午後のコーヒーはアイトワのケン玉とだるま落としが納品された時に4人で…。次の4人でのコーヒー k は7日の3時半。温室のガラス磨き l に着手した陽子さん、そして赤土の袋詰めに当たったリズさんと未来さんの3人 m と。この間に、サフランの収穫 n 。アサキマダラが飛来 o 。タマネギ苗を植え付け、その側に降霜に備えてもみ殻の用意 p 。あるいは今年初めて実を付けた渋柿を妻とリズさんが採り q 、夕刻に到着した陽子さんも交えた3人が皮をむき、私が竹ヒゴを作り、干しガキ作り r に当たったなど。
ブルーシートを嫌う妻に急かされ、パーキングから人目に付きにくいイノシシスロープ s まで移動させる作業は大仕事だった。過日未来さんの手を借りて、元のあったところu-1 から半分運んだが、残りの赤土を、このたびは4人がかりで処理し始めた。このたびは未来さんと私の2人に加え、温室のガラス磨き(陽子さんの手が届かなかった部分) の加勢を終えたリズさんの3人で袋詰めを終え、運び始めたところで時間切れ。翌日、陽子さんにと「残りを運びましょうか」と買って出てもらえ、やっと運び終え たu-2。おかげで、恵方屋台 t を活かし始めた由美さんにブルーシートを被せた赤土がなくなったことを喜んでもらえたu-3。だから私たち夫婦は心置きなく鍼灸医に出掛けられたようなもの。この時期はマユハケオモトが咲く v 。「スッキリしました」と、
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瞳さん母娘 w は、歓談だけでなく、台風などで汚れた方丈の外装の拭き掃除をし、コゴミ畑一帯の掃除(冬を迎える準備)を手伝って下さった。この来訪のおかげで、庭の奥まで案内する来客を迎えやすくなった。冬を迎える準備の剪定作業は、今年はテラスのフジづる x から着手。次いで未来さんとキハダ y に手を付けた。その後の剪定作業は下旬のことになった。恭祐さんが2枚の(赤土で汚れていた)大きなブルーシートの掃除中に、私は緑の天蓋に手を付けたが、1本片づけたところで私はダウン。咳風邪に鼻風邪が加わった。その前「」に、シカやイノシシなどの侵入をチェックするカメラのカモフラージュ用巣箱 z 作りに手を付けえておいてヨカッタ。モミジのトンネルが7分の紅葉 a' 時に設置 b' しておいたので、ピーク c' を迎えた時に由美さんにまた喜んでもらえた。明朱花さんの国際結婚では乾杯の音頭を依頼されたが、この披露宴 d' は、鏡割り e' の後で乾杯。…らしい内容に充実したのに、と思ったが、それは私の度量不足。手短に、と心づもりした乾杯用の挨拶に、臨機応変に付けたせばよい話、と大いなる反省が残った。
岡田さんのおかげで、過日の中国旅行は李香蘭の足跡をたどる f' 旅でもあったことを知った。ユーティリティの屋根 g' の補修と配線の化粧直し h' はプロに頼み、私は幾つかのルーチンを片づけた。この間に、ゆったりした時間を堪能する人が現れたわけで、わが身を反省しながら、ウキウキと最後のツルムラサキを採り終え i' たり、ポットで育てた第1次スナップエンドウの苗の半数を畝に降ろすなど幾つかのルーチンを片付けたわけ。この夜、この最期のツルムラサキを「こうしておけば4日ほどに分けて活かせる」 j' と妻は語り、濡れタオルを被せて2次始末した。このツルムラサキの下で育てていたブロッコリーを、25日からアイトワ流で収穫 k' し始めた。
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中旬の若者2人と佛大生の混成活動は、男4人だった l' ので、残っていた枯れ竹の切り取りと、石畳道を親水性舗装する下準備 m' を頼んだ。その間に私は、囲炉裏場の剪定クズ n' を一旦焚火で片づけ、芋を焼いた。後日、恭祐さんに赤土で汚れていたブルーシートの掃除をしてもらったが、その間に私は緑の天蓋を剪定し、また囲炉裏場を散らかした。下旬の来客は下村さんの家族連れ o' で始まったが、風邪を赤ちゃんに移さないかと心配した。その後は旧交を新たにする機会に多々まれ、まず気持ちが元気になった。佐伯さん p' は友人連れで。新たな景観問題に取り組んだ金久さん。アパレル時代の元部下橋本亜津佐さん(左は夫) q' はトライアスロンの日本代表選手になっていた。干し柿 r' を届けてもらった祐斎さん。嵯峨御流の庄司先生には万葉時代の「紅葉」を学び、葉子さんには沼津の大中寺イモ s' を届けてもらった。大垣時代の友人、林さんは t' はグループ行動の隙間を活かして、など。そして志賀郷の集い u' (11/25)があった。さらに、これから行動隊の皆さん v' を、瞳さんに手伝ってもらえたおかげで木陰のテラスでお迎えできた(29)。この庭案内は、過日の瞳さん母娘(コゴミ畑の掃除)や、恭祐・知樹両クンと未来さんの3人 w' (イノシシスロープの竹整理 x' ) のおかげだけでなく、当日は朝から未来さんのお母さんに加勢してもらえた(落ち掃除)おかげで、気持ちよく回れた。このグループは、皆さん y' は定年退職後に、未来世代に良き環境の残そうと集った人たち。滋賀で『線量計が鳴る』の公演時に招かれ、知り合えた。こうした間に、次著の校了(27)と、見本刷りの色合わせ(29)を済ませた。